全米プロ選手権 優勝のゆくえは?

(現在8月10日午前6時過ぎで、最終日の最終組はまだスタートしていない時点でこの記事をアップしています。)

今季最初のメジャー大会「全米プロ選手権」3日目が終了しました。順位が以下の通りです。

1位   ダスティン ジョンソン 9アンダー

2位タイ スコッティ シェフラー 8アンダー

2位タイ キャメロン チャンプ  

4位タイ コリン モリカワ 7アンダー 7アンダー

4位タイ ポール ケーシー  

4位タイ ブルック スケプカ

7位タイ ブライソン ディシャンブー 6アンダー

7位タイ トニー フィーナウ

7位タイ ジャスティン ローズ

7位タイ ジェイソン デイ

7位タイ ダニエルバーガー

7位タイ トミー フリートウッド

13位タイ ジョエル ダーマン  5アンダー

13位タイ シーウー キム

13位タイ マシュー ウルフ

13位タイ エグザンダ シャフレ

13位タイ ハオタン リー

気温が異常に低く、霧がたちこめる気象条件と各ホールのラフがきつく、そして巨木とその枝がスタミーとなるコースの難しさから、とんでもないロウスコアは予想しづらく、どうやらこの上位選手に優勝が絞られてきたようです。

手前味噌ですが大会開始前の8月6日に当ブログでおこなった優勝者の予想選手ブライソンディシャンブーとマシューウルフがこの中に入っております。ビクターホブランドは59位タイで優勝圏外となりましたが、二人にはまだ優勝の可能性が十分残っています。

順位1位のダスティンジョンソンについて。いままで何度もメジャー制覇のチャンスを抱きながら最終日をプレーしましたが、崩れていました。しかし、直近の2016年の「全米オープン」では崩れることなく、初メジャータイトルを獲得していますので、その流れでいけば、2つめのメジャータイトル獲得も夢ではありません。しかし、コロナ再開後のツアーで「トラベラーズ選手権」を優勝しましたが、その3週間後の「メモリアルトーナメント」では、予選ラウンド80、80のスコアで予選落ちしています。先週の「WGCセントジュード招待」には、トレードマークのあごひげをすっぱり切って臨んでいましたので、気持ちの切り替えが必要と感じていたのでしょう。あすの最終ラウンドも、彼の強いいい面がでるのか、あるいは弱い悪い面がでるのかで、大きく結果が異なってきそうです。

首位と2打差の4位タイで最終日をスタートするブルックス ケプカにとっても、非常に重要な最終日となります。この「全米プロ選手権」を2連覇している彼には3連覇という偉業がかかります。3連覇というのは、全米プロ選手権がまだストロークプレーではなく、マッチプレーで対戦していた時代に、ウォルター ヘーゲンが1924年から27年まで4連覇した記録があり、それに次ぐ記録となります。メジャー大会にめっぽう強い彼には優勝の可能性が十分あります。

最後に、4位タイにつけているルーキーのコリン モリカワにも期待したいところです。7月12日、「ワークデイチャリティーオープン」では、ジャスティン トマスとのプレーオフを制して優勝し、世界ランキングも12位まであげてきています。日系人選手ということでも親近感が湧きます。

最終日のラウンドから目が離せません。