毎年4月に開催されるメジャー大会「マスターズ」は、今年はコロナウィルスの影響で、11月12-15日の日程に延期が決まっていました。大会の開催のちょうど3か月前となる8月12日(米現地時間)、主催者であるオーガスタナショナルゴルフクラブは、試合を無観客でおこなうことを発表しました。マスターズでは、観客のことを特別に「パトロン」と呼び、他の大会とは異なるあつかいをしていたため、残念な決定となりました。
来月9月17―20日の日程に延期されて開催される「全米オープン」も無観客試合としておこなわれることがすでに発表されています(7月30日のブログで既報)
米PGAツアーは、3月にコロナウィルスの影響で中断したのち、6月の「チャールズシュワブチャレンジ(6月11-14日」より再開しましたが、その後のすべての試合が無観客でおこなわれています。「メモリアルトーナメント」「全米オープン」では、制限された数の観客を入れて、なんとか試合をおこなうことができないか真剣に検討されましたが、アメリカ国内でコロナウィルスの2次感染がおさまる傾向にないということで断念せざるを得ませんでした。
オーガスタナショナルゴルフクラブは、今年の大会の入場チケットを持っているパトロンに対して、今年の大会は無観客でおこなわれるため、来年4月に開催される大会に今年のチケットが使用できることを併せて発表しています。