先週の米PGAツアー「ウィンダム選手権」は、ジム ハーマンが優勝しました。多くのトッププロは今週から始まるプレーオフ3連戦に向け、休養と調整に充てている週でしたが、プレーオフ進出をかけ、また順位を少し手もあげてプレーオフに臨みたいと考える中堅の選手を中心に優勝争いが展開されました。
42歳のジム ハーマンの優勝はツアー通算3勝目となり、2勝目も昨年41歳のときに優勝しています。4日間通して戦い抜くためには、精神面だけでなく、肉体面のタフさが要求され、40歳を過ぎて優勝することは、最近の米PGAツアーでは非常に珍しくなってきています。そんななかで2勝もしてしまうハーマンは、典型的な晩成タイプを言えるでしょう。
ハーマンは、米PGAツアーでプレーする以前ゴルフだけでは生活できないときに、トランプ大統領が所有するニュージャージー州の「トランプ ベッドミンスター ゴルフクラブ」のプロショップで働いていたことがありました。その時にトランプさんとは何度かラウンドをして、その後トランプさんが大統領になってからも定期的にプレーしていました。ハーマンが2016年に「ヒューストン オープン」でツアー初優勝したときも、昨年「バーバソル選手権」で優勝したときも、その少し前にトランプさんとゴルフをしたと話しています。
今回の大会3日目を61で回り、4位タイに急上昇して優勝争いに加わってきたとき、「実はトランプ大統領とラウンドすると、あとで必ずいいことがおこる。今回も3週間前にトランプ大統領とゴルフをしたので、あしたの最終日は何かいいことが起こってほしい」とインタビューで語っていましたが、その願い通りに優勝してしまいました。
ジム ハーマンにとって、試合の直前にトランプ大統領とプレーすることは、間違いなく「勝利の方程式」と言えます。勝ち方を知っている選手は本当に強いと思います!?
以下の動画は、首位でホールアウトし、一打差で追ってくる選手のプレーをスコア室で待っているジムハーマンですが、どうも落ち着かず、ふたが閉まっているペットボトルから飲もうとしています。