先週の米PGAツアーは、プレーオフ初戦となる「ノーザントラスト」がマサチューセッツ州の「TPCボストン」で開催され、ダスティン ジョンソンがトータル30アンダー(!!)という驚異的なスコアで2位に11打もの差をつけ、ぶっちぎりの優勝を果たしました。今季は、6月の「トラベラーズ選手権」に次いで2勝目、そして米ツアー通算22勝目となります。
この優勝でダスティン ジョンソンは、世界ランキングNO.1の地位に返り咲きました。ジョンソンは、2017年2月から2018年5月まで64週にわたり1位の座にいたことがあります。その後も4回ほど首位の座に立っています(通算31週)
コロナウィルスの影響で米ツアーが中断した時点でNO1の地位にいたのは、ローリー マキロイでした。そのときに当ブログは表紙絵にローリー マキロイを使いはじめたのですが、残念なことにツアー再開してから今までマキロイの成績はぱっとしません。7月に「メモリアルトーナメント」を優勝したジョン ラウムがNO.1となり、こんどは8月の「WGCセントジュード招待」を優勝したジャスティン トマスがNO.1となりました。「全米プロ選手権」の成績でまたジョン ラウムが1位となり、先週の「ノーザントラスト」の優勝でジョンソンが1位となりました。
ランキング上位選手の実力が伯仲し、獲得ポイント数が肉薄しているため、試合がおこなわれるたびに順位が目まぐるしく変わります。今後も残りのプレーオフ2戦の結果、そしてシーズンオフの位置に日程変更されたメジャー大会「全米オープン(9月17-20日」と「マスターズ(11月12-15日)は、非常に大きな大会なので獲得ポイントが非常に高く、トップ選手のランキングが大きく動きそうです。
ゴルフ選手を評価する場合、その基準はいろいろあります。各ツアーでの優勝回数、メジャー大会での優勝回数、各ツアー年間最優秀選手賞、ライダーカップへの出場回数などなど。世界ランキング1位になったことがあるか、通算何週間その地位にいたかというのも非常に大きな判断基準となります。