米PGAプレーオフ第2戦「BMW選手権」2日めのプレーが終了しました。先週の大会「ノーザントラスト」を優勝したダスティンジョンソンのスコアは30アンダー(2位19アンダー、3位18アンダー)でしたが、今週の大会の舞台となったイリノイ州のオリンピアフィールドCCは、非常に厳しいコースセッティングになっておりスコアが伸びません。
2日めを終了して1アンダーのスコアで首位にたったのは、ローリーマキロイとパトリックキャントレーの2人で、この2人しかアンダーパーの選手はいません。それほど厳しい設定となっています。初日首位に立った松山英樹は、きょうは3オーバーのプレーで2位タイに後退しました。首位から4打差以内に22人の選手がいて、まだまだ優勝の行方は見えません。3日めの試合は、リーダーボードの順位が大きく入れかわりやすい「ムービングサタデー」と言われることがありますが、この大会ではスコアを大きくくずす選手は出てきても、大きく伸ばす選手はなかなか出そうにない状況です。
強い風は吹いていませんが、グリーンが非常にかたくて早く仕上げられていることとラフが深いため、選手は非常に苦労しています。ラウンド後のインタービューで、「大会2日めだけど、全米オープンの最終日のようなグリーンの状況だ」と言う選手もいるほどです。
この大会は予選カットがなく、終了後のフェデックスポイント順位の上位30人だけが来週のシリーズ最終戦「ツアー選手権」に進むことができます。2日目に順位を落として55位タイのタイガーは進出が難しい状況です。パットが決まりません。また、ローリーマキロイはこの大会で優勝すれば、世界ランキング1位に返り咲く可能性があります(ダスティンジョンソンの順位次第)当ブログの顔でもあるマキロイには特に頑張ってほしいところです。残り2日のプレーを楽しみましょう。