マーク リーシマン

現在「BMW選手権」の最終日がおこなわれていて、ダスティン ジョンソン、松山英樹、ジョンラウム、チリ人のジャキム ニーマンといった選手がバックナインに入ってきたところです。

優勝争いの行方はまだわかりませんが、順位が低くスタート時間の早かった選手はすでにホールアウトしています。この大会の出場選手69名のうち、マーク リーシマンは最下位の順位が確定しました。4日間のトータル30オーバーです。先週のプレーオフ初戦「ノーザントラスト」でのダスティンジョンソンの優勝スコアは30アンダーですから、そのストローク差はなんと60打もあることになります。ともにトッププロが競う大会なので、どう表現していいかわかりませんが、とてもすごいことであることには間違いありません。

マーク リーシマンの予選カットなしの大会で4日間のトータルスコアーが30オーバーというのは驚きですが、もっと驚くことは、今週の大会で最下位に終わった彼ですが、来週の大会、つまりプレーオフ最終戦「ツアー選手権」に進出できる30名の中に入っているということです。

なぜこんなことがおこるかというと、リーシマンはツアー再開後7試合に出場して、予選落ちが4回、ベストの成績が「メモリアルトーナメント」での40位タイと、まったく調子がよくありません。しかし、今シーズンが始まってコロナでツアーが3月に中断するまで、1月の「ファーマーズインシュアランスオープン」の優勝、「アーノルドパーマー招待」2位、「セーフウェーオープン」3位と好成績をおさめていたため、その貯金(ポイント)が残っていたという訳です。ツアーが中断した約3か月の間、十分なトレーニングが積めなかったのかもしれません。

リーシマンは、36歳のオーストラリア人選手で、米PGAツアーで5勝、欧州ツアーで1勝をあげています。また、2015年の「全英オープン」では3人によるプレーオフに敗れ、メジャータイトルをあと一歩のところで逃しています。

来週の「ツアー選手権」で一応今シーズンは終了するのですが、今年はその後にメジャー大会「全米オープン」「マスターズ」が予定されているため、リーシマンもシーズンオフにじっくりと調整という訳にはいかないかもしれません。かと言って、いまのままの状態でメジャー大会に出場しても、結果は目に見えるようで悩ましいところです。

https://www.youtube.com/watch?v=-6aNfSUiIp0