全英女子オープンの初日が終了しました。猛烈な風の中、アンダーパーでホールアウトした選手がわずか3名という厳しいコンディションでした。昨日のブログで少し書いたように、ほとんどのホールが逆風の中でのプレーとなるアウトの9ホールでは、ティーグラウンドを少し前に移動してプレーがおこなわれました。
1オーバーの72でホールアウト(14位タイ)したアメリカ人ジェシカ コーダですが、強いアゲンストの風のため1番ホールのティーショットは187ヤードしか飛びませんでした。彼女はツアーでのドライバーの平均飛距離が272.39ヤード(5位)の選手です。2打めは5番アイアンで打って140ヤードしか飛ばず、グリーンに届きませんでした。クラブの番手が4つも違う風の強さに、選手はただただ“忍耐”あるのみという1日でした。
日本人選手の初日の成績は
畑岡なさ 3オーバー 33位タイ 首位と7打差
野村ハル 同上
上田桃子 4オーバー 51位タイ
河本結 同上
勝みなみ 5オーバー 71位タイ
渋野日向子 同上
稲見萌寧 6オーバー 88位タイ
渋野日向子は、4番パー5でポットバンカーに入れ、脱出するのに3打要してトリプルボギーとしたため、出遅れてしましました。
先週の「スコットランド女子オープン」で、渋野と予選2日間を一緒にラウンドした、欧州ツアーの重鎮カトリーナ マシュー(50歳)は、2009年に優勝したこの大会で、パープレーがあがり、首位と4打差の4位タイと好位置につけました。
また、先週の大会で優勝したステイシー ルイスですが、初日5オーバーと出遅れています。当ブログの1押しの選手です。あと3日で必ずや順位をあげて、最終日にトロフィーを掲げると信じています。
米LPGAのツアーがコロナ後に再開して2連勝し、先週の大会でも5位タイに入った東洋系アメリカ人のダニエル カンも5オーバーと出遅れです。
最後に気になるあす2日めの天気ですが、強風だけではなく雨も降ると予想され、初日以上に厳しいコンディションになりそうです。泣きたくなってしまいそうですが、選手の皆さん、頑張ってください。