全英女子オープン 組合せきまる

いよいよ今週20日(木)より女子メジャー大会「全英女子オープン」が、スコットランドのロイヤル トゥルーン(オールドコース)で開催されます。

この大会には、日本人は以下の選手が参加し、組合せも発表されています。

勝みなみ    7:14スタート

畑岡なさ    8:09

上田桃子    8:31

稲見萌寧   12:38

渋野日向子  12:49

河本結    13:00

野村ハル   15:06

この大会のディフェンディングチャンピオンですが、先週の「スコットランド女子オープン」では、予選2日間で14オーバーという大叩きをして予選落ちをしたため、リンクスコースへの対応がかなり疑問視されている渋野ですが、ブルックス ヘンダーソンとアシレイ ブハイと予選2日間をラウンドします。

ヘンダーソンは、22歳のカナダ人で、現在米LPGAでプレーしています。18歳のときにメジャー大会「全米女子プロ選手権」で優勝した逸材で、いままでにツアー通算9勝している選手です。以下の動画にあるように力強いスイングです。

https://twitter.com/i/status/1295533371603316739

ブハイは、31歳の南アフリカ出身の選手で、欧州ツアーで2勝の実績があります。昨年の「全英女子オープン」では、優勝した渋野とは4打差の5位に入賞しており、捲土重来を期しての出場となります。

先週のブログで、予選2日間の組み合わせには大会主催者側の思いが込められることがあり、それが伝わることがあると書きましたが、渋野とヘンダーソンについては、ともにメジャー1勝ずつで、年も同じくらい。通算勝利数は少しヘンダーソンが上回っていますが、「2人で2日間競い合え!」といったところでしょうか? ブハイについては、「昨年の大会では5位におわり優勝には手が届かなかったけど、今年は前年の覇者を見据えながらプレーし、優勝を狙いなさい。」みたいな。

河本結と同様に、この大会に初出場する稲見萌寧ですが、インビー バクとレキシー トンプソンと2日間プレーします。この組合せについては、「え、なんで?」という驚きしかありません。インビーバクは韓国人選手で、リオデジャネイロオリンピックでは金メダルに輝き、一時の絶対的強さは感じませんが、メジャー大会を7勝している超大物選手です。レキシー トンプソンもメジャー1勝を含む11勝を米LPGAであげており、人気と知名度抜群のアメリカ人選手です。なんで、そんな2人の中に、日本国内1勝のみで海外ツアーでの実績のない選手が入っているのか? 理解不能です。

しかし、妄想をたくましくしてみると、ここには最初、2人にキャリア的に劣らない選手が入っていた。しかし、本人が事前に察知したか、大会側がお伺いをたてたのか、「その組で回るのはどうしてもいやだ」と駄々をこね、空いた穴に主催者側が稲見萌寧を入れた。会社のコンペの組合せでもよくある、幹事泣かせのパターンのような気がします。

わたしの予想では、ステイシールイスが先週に続き優勝するのではないかと思っています。今週木曜日が待ちきれません。