「スコットランド女子オープン」は、アメリカ人ステイシー ルイスが優勝しました。
最終日上位選手は思うようにスコアをのばすことができず、最後は4人の選手によるサドンデスプレーオフとなり、その第1ホールめで、長めの24フィートのバーディーパットを決めたルイスが、見事栄冠を手にしました。出産を経て約3年ぶり、通算13勝目の勝利となります。もし、今週のメジャー大会「全英女子オープン」に優勝すれば、出産後にメジャー大会を制したナンシー ロペス、ジュリ インクスター、カトリーナ マシューの3選手に並ぶことになりますが、この大会の戦いぶりからすると可能性は十分ありそうです。
プレーオフ1ホール目、ルイスが長いバーディーパットをきめ勝利を決定づけた瞬間です。
ルイスは、最終日バックナインの11番ホールで手痛いダブルボギーを打ちましたが、優勝争いになんとかとどまりました。また、同伴競技者のプレーが遅く、優勝争いをする最中にもかかわらず、自分の組がバックナインで計測にかけられてしまいました。そんな中でも、いらいらせずに辛抱強くプレーできたのは、子育ての中で学んだ忍耐力だと、試合後のインタビューで語っています。「娘の大好きなテーラースイフトの歌をずっと頭の中で歌って、気持ちを和らげていた」と。彼女はこの優勝で賞金は$190.000と来年のメジャー大会への出場権を獲得しました。
日本人選手は、畑岡なさと野村ハルのふたりが、1アンダーの11位タイで4日間を終え、
渋野日向子、河本結、山口すず夏の3人は予選落ちでした。
今週はいよいよ「全英女子オープン」がはじまります。