ZOZO選手権

昨年初めて日本で開催された米PGAツアー競技「ZOZO選手権」ですが、今年は新型コロナウィルスの影響で日本での開催はとりやめとなり、カリフォルニア州の「シャーウッドカントリークラブ」で開催となることになりました。8月16日の当ブログで少し触れていましたが、8月31日米PGAより正式に発表となりました。

スケジュールとしては前週に韓国で「CJカップ」がおこなわれ、「ZOZO選手権」、そして翌週に中国で「WGC-HSBC選手権」が開催され、「アジアンスイング」と呼ばれるアジア転戦ツアーを形成していましたが、今年は「CJカップ」もアメリカ ラスベガスで開催されることが決まり、「HSBC選手権」のほうは開催の見込みが立っていません。

アメリカやスコットランドは、ゴルフなどのプロスポーツ選手が入国する際、2週間の自主隔離を免除する措置をとっていますが、日本、韓国、中国はおこなっていないため、3週間で3国を転戦することは事実上不可能な状況です。そのため、アメリカ国内に大会を移動して開催することが検討されてきました。

ZOZOは日本が主なマーケットで、アメリカ本土で冠大会を開く意味はほとんどないため、アメリカ開催を承認したZOZOに対して、米PGAは謝意をあらわしています。

10月22-25日の日程で開催される「ZOZO選手権@シャーウッド」の舞台となる「シャーウッドカントリークラブ」は、タイガーウッズとは浅からぬ縁のあるコースで、自らがホストを務め米PGAの公式競技である「Hero ワールドチャレンジ」を2000年から2013年まで開催していたコースで、なじみのコースと言えます。希望的観測で話を進めると、シャーウッドでぜひ連覇を果たしてもらい、来年は日本で開催されるであろう当大会に戻ってきてほしいと願っています。