9月4日のブログで、米PGAツアーのトーナメントがいつ観客を入れておこなえるようになるのかについて触れましたが、米PGAシニアツアーでは早くも来週の大会で観客を入れておこなうと報道されています。
9月11-13日の日程で、サウスダコタ州で開催される「サンフォード インターナショナル」では、1日10,000人分の入場チケットがすでに販売開始されています。主催者側は、開催についてはすでに州知事の許可は得ており、今後シニアツアーが観客を入れてトーナメントを開催する上で、実験的な働きができればと話しています。
大会のタイトルスポンサーであるサンフォードヘルス社は、PGAツアーの簡易式PCRテストを一括で請け負っている会社で、大会期間中の選手のウィルスチェックも担当しています。大会前のプロアマ戦も予定されていて、すでに参加者はテストを受けています。
観客は会場に入る時に、ひとりずつ非接触体温計で手首の体温の測定を受けます。マスクや手袋は希望者に支給され、会場の各所にハンドスプレーが設置されます。また、選手とのハイタッチ、握手はおこなえず、選手にサインを求めることも禁止されます。
サウスダコタ州では毎年8月初旬に、全国から約50万台のモーターバイクが集まる大きな祭り(スタージス バイクラリー)が開催されており、今年もこのコロナ禍の中で開催が認められ、開催されました。その後、予想通りというかクラスターが発生し、州知事はその責任を追及されています。
よく言われることですが、リスクがあれば即中止というのは、非常に安易な判断で責任者が責任は問われることはありません。しかし、それでは地域経済が死んでしまいます。今回、観客を入れてゴルフトーナメントを開催することを承認した州知事には「グッド ジョブ!」と言ってあげましょう。