ブライソン デシャンプー優勝記者会見より

「全米オープン」で優勝したブライソンデシャンプーが、優勝後のインタビューの中で語った内容から、興味深いポイントを紹介します。

優勝の余韻に浸る間もなく、翌週には契約しているドライバーメーカー、コブラに出向き、48インチシャフトの検討に入る。現在ヘッドの形状で少しもめているが、うまくいけば、飛距離がさらに伸びて360、370ヤードになるかもしれないし、できれば11月に開催される「マスターズ」で使用してみたい。

現在通常のドライバーシャフトの長さは43-45インチですが、ゴルフ規則では使用可能なクラブのシャフトは最大48インチと規定されているので、許される最大限の長さのシャフトに挑戦し、さらに飛距離を伸ばそうという考えです。

ゴルフのあらゆる面に科学の手法と取り入れ、パットをおこなう際にボールの初速度を測定している点に言及して。トーナメント仕様に仕上げたグリーン上では、40フィートの長さのパットを打つには、パットした瞬間ボールの初速度は10.1マイル/時が必要である。打ったあとでボールが、ホールを過ぎて60センチの位置に止まったたら、正しい初速度でボールが打ち出されたことになる。その練習を繰り返すのだと。

確かに、パットを打つときにどれ位の強さで打つのか迷います。弱く打つのか強く打つのか?弱く打つのなら、どの程度弱く打つのか?そのときに頼れるものは勘と経験だけで、それでもその強さに自信をもって打つというわけにはいきません。おそるおそる、迷いながらパットしているのが現状で、かなりショートしてもカップを大幅にオーバーしても、その結果を受け入れるしかありません。しかし、パットする際のボールの初速度という数値をもとにパットをする練習を繰り返せば、もっと自信をもってパットすることができるようになります。

現在の身長と体重を確認されて、

――身長は185センチ、体重は104キロから106キロと回答し、将来的には111キロくらいまで体重を増やしたい。

コロナによるツアー中断時から急激に体重をつけてきたが、急激すぎないか?

――医者と相談しておこなっている。定期的に血液を採取していろいろな検査をおこなっており、2週間前の検査ではまったく異常はなかった。今後も検査は続けていくつもり。

ゴルフ界を今後大きく変えていく可能性を秘めたデシャンブーの今後の活躍が本当に楽しみです。