今週の欧州男子ツアーは、「スコットランドオープン」が、ルネッサンスクラブで開催されています。例年ですと、7月に開催されるメジャー大会「全英オープン」の前週に開催されていますが、今年はコロナウィルスの影響で延期となっていました。
初日を終わって首位に立ったのは、リーウェストウッドです。2イーグル、5バーディー、ノーボギーの9アンダーで、2位に1打差をつけています。コロナウィルスによってツアーが中断する前、今年1月に「アブダビHSBC選手権」で優勝し、先月の「全米オープン」では13位タイに入り、世界ランキングも41位と好調さをキープしています。問題は現在47歳と、だんだんシニアツアーに近づく年齢なので、あと3日間戦える体力と精神力です。
日本人プレーヤーとして欧州ツアーで孤軍奮闘している川村昌弘は、初日5バーディー、3ボギーの2アンダー、24位タイとまずますのすべり出だしです。9月に出場した3つの大会では、8位タイ、5位、14位タイと非常に好調です。5位となった「ポルトガルマスターズ」では、最終日一時首位に立つなど優勝争いにからみました。このモーメンタム(勢い)が続くうちに、何とか悲願の欧州ツアー初優勝を達成してほしいです。いままでに何人もの日本人選手が欧州ツアーに挑戦しましたが、優勝したのは青木功だけです。
アメリカでは、米LPGAツアー「ショップライトLPGA(4日間大会)」が始まりました。来週開催されるメジャー大会「全米女子プロ選手権」の前哨戦と位置づけられる大会です。まだすべての選手がホールアルトしていませんが、畑岡なさがすばらし出だしを見せました。1イーグル、6バーディー、1ボギーで7アンダー、3位タイで初日を終えています。 渋野日向子は終盤17番ホールでダブルボギーをたたき、これが響いて出遅れています。(後加筆、18番ではバーディーを奪取し、22位タイで終えました。あすは気分よくスタートできるはずです。)ほかに日本人選手は、上原彩子、河本結、野村ハル、山口すず夏の4選手が出場しています。