欧州ツアーの「BMW選手権」はイギリス人のテリルハットン(28歳)が2位に4打差をつけて優勝を手にしました。
イギリスの「ウェントワースゴルフクラブ」で毎年開催されるこの大きな大会に、ハットンは6歳のときに父に連れられて観戦にきていました。プロになってからはいつかこの大会で優勝したいとずっと思っていて、その夢がかなって本当にうれしいと試合後の会見で話しています。写真の下のほうに当時のハットンの姿が写っています。
https://pbs.twimg.com/ad_img/1315326487650873344/RklDT5XK?format=jpg&name=900×900
ハットンにとってこの優勝が欧州ツアー通算5勝目になりますが、昨年11月に「トルコ航空オープン」に優勝し、米PGAツアーでもコロナウィルスによってツアーが中断する前に「アーノルドパーマー招待(3月開催)」に優勝しているので、この1年間の間に3勝し、欧州ツアーの選手としては、今もっとも熱い選手のひとりと言ってもいいでしょう。
世界ランキングは現在10位ですがこの優勝で1桁台となり、欧州選手としてはジョンラウム(2位)、ローリーマキロイ(4位)につぐ順位となります。今年アメリカで開催される予定だった「ライダーカップ」は、来年の9月に延期になりましたが、そのときにはユーロチームの主力選手として戦うことになりそうです。個人レベルではアメリカ人選手が優位な状況が続いていますが、過去10大会の結果はユーロチーム7勝、アメリカチーム3勝と大きくユーロチームが勝ち越しています。