ツアーにギャラリーが戻ってくる

来月の話になりますが、11月12日から始まる「マスターズ」の前の週に、米PGAツアーでは「ヒューストンオープン(11月5日スタート)」がテキサス州ヒューストンで開催されます。

この試合から、ようやく限られた人数のギャラリーがコースに戻ってくると、米PGAツアーが発表しています。「ヒューストンオープン」の前の週に開催される「バーミューダ選手権」もギャラリーを入れて開催されることがすでに発表されていましたが、開催地がイギリス領なので、「ヒューストンオープン」がコロナ後アメリカ本土で観客を入れておこなわれる最初の大会となります。

大会4日間中に1日2000人の観客を入れて試合がおこなわれることが決まり、オンラインでチケットの販売が開始されました。通し券はなく、木曜日券は79ドル、金、土、日曜日券は各109ドルです。ドリンクと食事代金がチケット代金の中に含まれており、会場内の指定された場所で受け取ることができます。コロナウィルス感染防止のため、会場内では選手とキャディー以外のすべての大会関係者・観客は、食事をするとき以外マスクの着用が義務づけられます。

6月の「チャールズシュワブチャレンジ」より米ツアーが再開して、ずっとこれまで無観客で試合がおこなわれてきましたが、人数は限られるものの、ようやく会場に観客を入れて試合がおこなわれるようになります。

「ヒューストンオープン」は、マスターズの前の週ということで、多くのトッププロは調整にあてますが、世界ランキング1位のダスティンジョンソンをはじめ、ブルックスケプカ、ジェイソンデイ、リッキーファウラーなどの選手がすでに出場を決めています。

選手のすばらしいプレーに、ギャラリーの拍手と歓声がもどってきます。もちろん、ミスショットに対しては、嘲笑や冷たい沈黙もありますが、、、  でも、それは選手にとって力に、そして励みとなります。

昨日のブログで、テリルハットンが優勝したときに来ていたフード付きのジャンバーについて、イギリスのある名門クラブがうちのコースでは着用してプレーすることは認められないとメンバーに通知したことをお知らせしました。

その動きに対して、ハットンがメンバーとなっているハーレーフォードGCは、ハットンの「BMW PGA選手権」での優勝をたたえたうえで、フード付きジャンバーを支持し、自らのコースで着用してプレーすることはまったく問題ないと声明を発表しています。なかなか粋なはからいですね。