ZOZO選手権

今週の米PGAは、「ZOZO選手権」がカリフォルニア州の「シャーウッドカントリークラブ」で開催されます。昨年初めて日本で米PGAの大会が開催され、タイガーウッズが優勝し、最高の盛り上がりを見せた大会です。しかし、今年はコロナウィルスの影響により渡航制限がおこなわれているため、アメリカ本土での開催となりました。この大会も先週の「CJカップ」同様に予選カットなしの大会としておこなわれます。

3週間後にせまった「マスターズ」を視野に入れて、この大会を最終調整の場にしようと世界ランキング上位の選手が大勢出場します。コロナウィルス検査陽性のため、先週の「CJカップ」を欠場したダスティンジョンソンは引き続き出場しません。昨年の覇者タイガーウッズはディフェンディングチャンピオンとして出場します。

日本人選手は、この大会が日本PGAとの共催試合となるため8名の選手が出場します。松山英樹(米PGAツアー資格)、今平周吾、石川遼、堀川未来夢、星野陸也、金谷拓実、関藤直熙、小平智(スポンサー推薦)

この大会の組み合わせがすでに発表されています。タイガーウッズは、マシューウルフとエグザンダーシャフルと2日間回ります。ウルフは21歳の新鋭で、先週の試合こそ73位と調子がでませんででしたが、その前の週は2位、全米オープンでも2位になっている世界ランキング12位の選手です。シャフル(26歳)のほうは、全米オープン5位、先週の試合でも最終日最後まで優勝争いをして2位となった世界ランキング7位の選手です。

若くて勢いのある2人と一緒にプレーするタイガーですが、このシャーウッドカントリークラブは得意としているコースで、過去5回優勝し、5回2位に入っています。もしタイガーが優勝すれば、現在サムスニードと並んでいる米PGA82勝という記録を更新し、米PGA勝利数で単独1位という大記録の達成となります。

小平智は、米PGAツアーの元メンバーの実績が認められているのか、有力な選手との組み合わせになっています。先々週欧州ツアーで優勝し、「CJカップ」でも3位タイに入ったテリルハットンとビクターホブランドとラウンドします。ホブランドは、マシューウルフ、コリンモリカワらと同様にルーキーながらツアーでの存在感を確実に増してきている世界ランキング24位の選手です。

松山は昨年のこの大会で2位に入っています。彼を含め日本人選手がどこまで上位に食い込むことができるか、楽しみに観戦しましょう。