タイガーウッズ マスターズへ向けて

マスターズの前の週に開催される「ヒューストンオープン」に毎年出場していたフィルミケルソンが、ヒューストンオープンが観客を入れておこなわれることになったため、コロナウィルス感染リスクを懸念して、大会への出場を見合わせるかもしれないと昨日のブログで紹介しました。

こんどは反対の動きをみせる大物選手の動向です。現地時間の22日(木)にスタートした「ZOZO選手権」にディフェンディングチャンピオンとして出場しているタイガーウッズですが、この大会の成績次第で、「ヒューストンオープン」に出場するかもしれないと本人がコメントしています。

タイガーは、コロナウィルスによって中断していたツアーが、6月に再開してからも感染を嫌ったためか再開当初は試合には出場していませんでした。それで8月の「全米プロ選手権」にぶっつけ本番で出場して37位タイ。9月の「全米オープン」では予選落ちを喫しています。

今後の日程は

今週    ZOZO選手権

来週    バーミューダ選手権

さ来週   ヒューストンオープン

再々来週  マスターズ

来週のバーミューダ選手権は、アメリカ本土よりかなり離れたバーミューダ諸島で開催され往復の移動にかなり時間をとられるため、多くのトッププロは出場しません。なので今週出場している「ZOZO選手権」で仕上がりに対する十分な手ごたえが感じることができれば、そのまま「マスターズ」に出場しますが、もう少し調整が必要と感じた場合は「ヒューストンオープン」に出場することもあり得るとタイガーはメディアに答えています。

タイガーがもし「マスターズ」を優勝すれば、ツアー通算優勝記録を83勝として単独首位になるだけでなく、メジャー優勝回数を16として、ジャックニクラウスがもつ18個にあと2つと迫ることになります。

今年の「全米プロ選手権」を獲ったコリンモリカワ、「全米オープン」を制したブライソンディシャンブーといった若手選手がどんどん台頭してくるなか、タイガーウッズ、フィルミケルソンら実績を積んだスーパースター選手の活躍も楽しみです。