ブライソン ディシャンブーのドライバー飛距離

ブライソンディシャンブーが23日(金)にツイートした内容が話題を呼んでいます。

https://twitter.com/GolfDigest/status/1319771424471584768/photo/1

モニター上の数字ではありますが、ドライバーのキャリー(落下してからころがるランを含めない飛距離)が400ヤードを超えて、403.1ヤードを示しています。もちろん実際のボールの飛距離も実測し、確認したうえで、SNSにアップしていることは間違いなさそうです。そうでないとフェイクになってしまうので、、、

これまでゴルフ界の常識を、自分が大学で専攻した物理学の視点をもとに見直し、さまざまな変革をおこない、ツアーで実際に結果を出してきたディシャンブー。直近の取り組みはご存じのように、コロナ禍でツアーが中断している間に、筋力アップとともに体重を20キロ増やすことで、クラブヘッドスピードをアップし、ドライバーの飛距離を大幅に飛躍させました。現在ドライバーの平均飛距離(344.4ヤード)はツアー選手中1位です。その飛距離という圧倒的な武器で、先月開催されたメジャータイトル「全米オープン」を制覇しました。

その後「シュライナーズオープン」に出場し8位タイになったのち、4週間後に始まる「マスターズ」までは試合に出ないことを宣言しています。この間に挑戦しているのが、ドライバーのシャフトの長さを規定ぎりぎりの48インチまでのばし、更なる飛距離アップでした。そして23日にこのモニター写真のSNSアップです。ただ、この403.1ヤードを計測したときには48インチのシャフトは使用していなかったとコメントしているので、48インチシャフトにはまだまだ調整期間が必要なのかもしれません。

「マスターズ」でデシャンブーがどんな活躍をするのか本当に楽しみですが、最近彼のことを「体重を増やして飛距離を伸ばすことはスキルとは言えない、誰でもできることだ。」と強烈に批判したイギリス人のマシューフィッツパトリック(世界ランキング19位)もマスターズに出場します。また、ことしの「全米プロ選手権」をルーキーの年ながら優勝したコリンモリカワ(同ランキング4位)も出場します。

フィッツパトリックとモリカワは、ともに身長・体重は日本人並みで、飛距離よりもショットの正確さを武器とする、いわゆるショットメーカーと呼ばれる選手です。このふたりがマスターズの舞台「オーガスタナショナル」でどう戦うのか、この点も決して見逃すことはできません。