いつもの年であれば、その年の最初のメジャー大会として4月に開催される「マスターズ」ですが、今年はコロナウィルスの影響で延期され、「全米プロ選手権(8月)」と「全米オープン(9月)」に続いて、今年最後のメジャー大会として11月12日からパトロンを会場に入れずに開催されます。(全英オープンは中止)
コロナウィルスの感染防止のため、「マスターズ」はさまざまな点で例年とは異なった運営となります。たとえば、歴代優勝者が集う「チャンピオンディナー」は、蜜を避けるため毎年使用している部屋より大きめの部屋に移動となりました。また、感染すると重症化するおそれがあるため、高齢のチャンピオンのなかには今年の参加を見合わせる人もいます。
また、パー3コンテストは中止が決まりました。マスターズに出場する選手が、大会の前日に子供、奥さんやガールフレンドと一緒にプレーを楽しむ催しで、ここでホールインワンを決めた選手はマスターズで優勝できないというジンクスもあります。
大会初日、第一組がスタートする前に、ジャックニクラウスとゲーリープレーヤーが名誉
スターターとしてティーショットを打つのが恒例となっていますが、これは中止とならずおこなわれます。2016年にアーノルドパーマーが亡くなるまでは、3人でおこわれていました。今年はひょっとすると新たなメンバーが加わるかもしれません。たとえばトムワトソンとか???
また、11月なので日が短かく、日没サスペンディットにならないように予選ラウンド2日間は1番と10番から同時にスタートすることになりました。しかし、これはマスターズでは異例のこととなります。
今年はテレビを通してしか選手のプレーを見ることはできませんが、いままで見慣れたカメラアングルだけではなく、新しいアングルからの映像が放送される予定です。楽しみにしましょう!