川村昌弘 in 欧州ツアー

今週の欧州ツアーは、地中海の東に浮かぶキプロス島で「キプロスショウダウン」が開催されており、予選2日間のプレーが終了しました。

唯一の日本人として欧州ツアーを戦っている川村昌弘が、8アンダーで首位と4打差の17位タイと好位置につけています。彼はコロナ禍後にツアーが再開してから調子をあげてきており、9月の「ポルトガルマスター」では最終日に一時首位に立ったこともあります。しかし、後半に失速し残念ながら5位に終わってしましましたが。優勝すれば、欧州レギュラーツアーでは青木功以来2人め、37年ぶりの快挙となります。

欧州ツアーには、青木功が1983年に「パナソニック欧州オープン」を勝ってからも、多くの日本人選手が挑戦してきましたが、まだ優勝していません。直近では、谷原秀人、宮里優作と言った選手が参戦していましたが、現在は2人ともツアーカードを失っています。

谷原は、先月の「日本オープン」で、最終日の最終ホールでバーディーを奪った稲盛佑貴に1打差で敗れ2位に終わりました。試合後のインタビューで、欧州ツアーに再挑戦する意欲をみせています。

https://news.golfdigest.co.jp/news/jgto/article/131097/1/

頑張っている川村選手ですが、彼への苦言をひとつ。彼は欧州ツアーで各国を転戦する中、定期的にゴルフダイジェストオンラインに投稿しています。最新のものは以下のもの。

https://news.golfdigest.co.jp/news/tabibito/eupg/article/132140/1/?car=fromNewsSearch

欧州ツアーで日本人としてひとり孤独に戦っている姿をみんなに知ってもらおう、忘れてもらいたくないという気持ちで投稿していると思うのですが、この文章を書くのに相当の時間を費やしています。また、記事のネタとして当地の観光スポットにも足を運んでいます。

この時間が本当にもったいない。それでなくても欧州ツアーは、移動距離が長く、毎週毎週転戦で、国をまたぐ移動に多くの時間をとられます。あとに残った時間は、ゴルフに集中すべきで、原稿を書いている場合ではないと思います。

もし欧州ツアーで1勝をあげれば、日本のメディアは大きく取り上げてくれます。さらにもう1勝あげれば、さらに大きくとりあげてもらえます。欧州ツアーに専属の記者が張り付くようになるかもしれません。川村プロ、ペンよりクラブで勝負してみてはいかがでしょう。