フィルミケルソン ワースト記録更新

フィルミケルソンは、来週に迫った「マスターズ」に向けての最終調整の意味あいで出場した今週の大会「ヒューストンオープン」で自らの記録を悪い方向に更新してしましました。

大会の成績のほうも2日間で9オーバー(カットラインは3オーバー)で予選落ちとなっており、その悪い記録を更新とはパー3のホールで8をたたいたことです。彼の米PGAの長いキャリアの中で、こんな記録がさっと集計されて出てくるPGAは本当にすごいと変なところに感心したりするのですが、、、

その記録によると、ミケルソンはいままでにパー3のホールで7を叩いたことが過去に5回あります。直近のものでは、2005年の「プレーヤーズ選手権」の17番ホールです。会場はフロリダにある有名な「TPCソーグラス」で、17番と言えばあの有名なアイランドグリーンのホールです。

で、ミケルソンが今回記録の更新となる8を叩いたのは、第2ラウンドの9番ホールでした。距離は148ヤードなので、アマチュアにとってもさほど抵抗にない距離なのですが、グリーン手前にクリークが左右に流れ、グリーン手前はクリークに向けてかなり傾斜しているため、ティーショットが少し短かったり、右めだとボールは斜面をころがり池に落ちてしまいます。

まず、ミケルソンの放ったティーショットは転がってクリークに入り、クリークの手前(第3打)から打ったショットがまた池にころがり込みました。再度クリーク手前から打った(第5打)ボールは何とかクリーク向こう側に止まり、そこからグリーンにのせて(第6打)、2パットです。

ウェッジの名手ミケルソンのことなので、来週のマスターズの舞台「オーガスタナショナル」のある場所を想定して、あるショットを試してみたのでは?とかんぐりたくなりますが、単なるミスショットなのかもしれません。

大叩きをしたラウンドでしたが、最終ホール18番(パー4、479ヤード)では、残り193ヤードの第2打を直接カップに入れ、イーグルで締めくくっています。パー3の8というスコアも、パー4のイーグルもどちらのミケルソンらしいショットと言えそうです。来週のマスターズでのミケルソンのプレーに注目です。