欧州ツアーで唯一の日本人プレーヤーとして孤軍奮闘している川村昌弘が、「キプロスショウダウン(11月5-8日)」という大会で2位になっています。
大会は第3ラウンドの上位成績者19人が、最終ラウンドをスコアゼロ(パー)からスタートするという変則的な形式でおこなわれました。川村は最終日6アンダー65の成績でしたが、スコットランド人ロバートマックインタイアー(24歳)が64の成績で、優勝をさらっていきました。
川村は最終ホールでバーディーを奪い、マクインタイアーに追いつきましたが、後続の組でプレーするマクインタイアーも最終ホールをバーディーとしたため、川村は惜しくも1打差で優勝を逃しました。彼は9月の「ポルトガルマスター」でも最終日優勝争いに加わっており(結果5位)、今季はコロナ禍後のツアーで好調さを保っています。
川村選手、あと一歩です。2位では日本のメディアは取り上げてくれません。優勝しなくては。現在あなたが欧州ツアーで活躍していることを知っている人は、ゴルフ関係者の一部にすぎません。しかし、優勝すれば青木功以来37年ぶりの「欧州ツアー優勝」として、スポーツ新聞だけでなく、全国一般紙のスポーツ欄でも必ず取り上げられるはずです。そうなれば、もっと多くの人があなたの活躍を知ることになります。本当にあと一歩です。