このブログを書いている土曜日の午前7時の時点で、マスターズ第2日目のラウンドが続いていますが、すべての選手がホールアウトするのは難しく、日没サスペンディットとなり、明日決勝ラウンドの前に残りのプレーがおこなわれそうです。
日本から出場している松山は上位の位置につけ後半のプレーを続け、今平はトータル2アンダーでホールアウトし、予選通過を確実としています。
マスターズに優勝すれば、キャリアグランドスラムを達成することになるローリーマキロイは、初日気持ちが入りすぎたのか、75(76位)を叩いてしまいました。2日目は持ち直して66のスコアでホールアウトし、暫定27位の位置まで戻してきましたが、まだ首位とは6打差開いています。
そのマキロイの初日のプレー中のエピソードをひとつ。左ドッグレッグの13番(パー5)は2オンが可能なホールです。しかし、しっかり振ったマキロイのティーショットは大きく左に曲がってしまいました。あまりに大きく曲がったのでOBかもということで、暫定球を打ってボールを捜しに茂みの中に入りました。数人でボールを探すと、幸いボールは見つかり、インバウンドだったため、フェアウェーに戻してプレーを続けることができました。
しかし、ボールを探しに茂みに入ってくれた人の中にグリーンジャケットを身にまとったメンバーの姿を発見したローリーは、思わず「グリーンジャケットを汚すようなことをさせてしまってすみません。」と謝意と敬意をあらわました。
というのは、「オーガスタナショナルゴルフクラブ」は、政界・財界・スポーツ界などで活躍し大きな業績を残しても、それだけではメンバーになることはできません。クラブの方からメンバーになりませんかというオファーがこなくては。メンバーには、投資家のウォーレンバフェット、マイクロソフト創業者ビルゲイツなど世界的に名が知られた人が含まれ、ジャックニクラウスもそのひとりです。