マスターズは第3日目を終了し、最終日の18ホールを残すだけとなりました。
順位は以下のとおりです。
1位 ダスティンジョンソン 16アンダー
2位タイ サンジェイイム 12アンダー
アブラハムアンサー
キャメロンスミス
5位 ディランフリテル 11アンダー
6位 ジャスティントマス 10アンダー
7位タイ パトリックリード 9アンダー
ジョンラウム
セバスチャンムニオス
10位タイ ブルックスケプカ 8アンダー
ローリーマキロイ
松山英樹
4打差で最終日をスタートする1位のダスティンジョンソンが、優勝に向けて断然有利な位置にいます。2位タイのサンジェイイムは、韓国の選手でコロナによる中断前の3月に「ホンダクラッシック」で米PGA初優勝した22歳の選手です。プロスポーツの世界で容姿についてコメントすることは、あまり好ましいとは思いませんが、彼の顔は漫画のキャラクターのように「のほほん」としています。私個人的にはもっと米PGAで経験を積み、もう少し勝ち星を重ねて、勝負師のようなするどい顔つきとなってから「マスターズチャンピオン」になってほしいと思います。
アブラハムアンサーは、世界ランキング21位のメキシコ人選手(29歳)です。昨年のプレジデントカップでは、国際チームの一員として大活躍し、知名度を上げましたが、米PGAツアーではまだ未勝利なので、今回の優勝は難しいかもしれません。
キャメロンスミスはオーストラリア人(27歳)で、米ツアー2勝目を今年1月の「ソニーオープン」であげ、先月の「CJカップ」で11位、翌週の「ZOZO」選手権で4位タイに入っており、世界ランキングも44位まで上げてきています。ダスティンジョンソンがスコアを思うように伸ばせない場合、優勝のチャンスはあるかもしれません。もし、彼が優勝すると2013年のアダムスコット以来オーストラリア人としては2人目の優勝者ということになります。
5位のディランフリテリは、米PGAで1勝、欧州ツアーで2勝している南アフリカの選手ですが、現在世界ランキングがちょうど100位の選手なので、実力的に優勝には手が届かないかもしれません。
6位のジャスティントマスは、6打差ありますが、ダスティンジョンソンが十分のばすことができず、混戦となった場合には優勝のチャンスが生まれます。コロナによってツアーが中断し再開してから、8月のWGCセントジュード招待では優勝しましたが、「ワークデイチャリティー」ではコリンモリカワにプレーオフに持ち込まれて敗れています。また、「ZOZO選手権」でも最終日首位でスタートしましたが、スコアを伸ばせずパトリックキャントレーに優勝を持っていかれました。今季は何度もくやしい思いをしています。そのくやしさをばねに大きくスコアをのばすことができれば、優勝もありです。
最終日 どんなドラマが生まれるのか楽しみにしましょう!