日本男子ツアーの「フェニックスオープン」は、金谷拓実が石坂友宏とのプレーオフを制して初優勝を飾りました。金谷は昨年アマチュアとして「太平洋マスターズ」を優勝しているので、これが日本ツアー通算2勝目の快挙となります。
現時点(日本時間23日早朝)ではまだ米PGAツアー「RSMクラッシック」の最終成績が出ていないので、あくまで暫定ですが、金谷は世界ランキングを197位から125位にあげることになります。ランキング50位以内に入ることができれば、来年4月に開催される「マスターズ」から招待状が届くはずだったのですが、、、
いまから北半球は冬に向かい試合はなくなりますが、南半球は暖かくなってきます。昨年金谷はこの時期にオーストラリアに渡って、「全豪オープン」に出場し5位入賞を果たしています。今年も相性のいいこの大会に出場し、ランキングをあげる方法もあったのですが、残念なことに今年は、コロナウィルスの影響で大会の中止が決定しています。また、オーストラリアで年内に開催されるもうひとつの大きなイベント「オーストラリアプロ選手権」は来年の2月に開催が延期されました。
残念ながら来年のマスターズへの出場はお預けとなったとしても、彼のポテンシャルをもってすれば、来シーズン以降世界ランキングを50位以内にすることは十分可能です。彼は来シーズン以降、まず欧州ツアーに挑戦すると報道されています。松山英樹以来となる、世界の舞台で戦える実力を備えた大型新人の登場。本当に楽しみですね。