欧州ツアーシーズン最終戦「DPツアーワールド選手権」の最終ラウンドが13日中東のドバイでおこなわれ、マシュー フィッツパトリック(26歳)が優勝しました。また、この大会で2位に入ったリー ウエストウッドがシーズン最優秀選手のタイトルを手にしています。
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フィッツパトリックは、この優勝が欧州ツアー通算6勝目となりますが、まだ米PGAでは優勝がありません。彼は今から約2か月前あるコメントを発して話題となりました。それはコロナ禍でツアーが中断している間に、体重を増やし飛距離を大幅アップさせたブライソン ディシャンブーについてです。
「体重を40ホンド(約20キロ)増やして、その結果ボールの飛距離が40ヤード伸びても、それはとうてい技術(スキル)とは呼べない。誰だってやろうと思えばみんなできることだから。」と痛烈に批判しました。
彼は身長178センチ、体重70キロと決して恵まれた体格ではありませんが、今回欧州ツアーの最終戦という大きな舞台で優勝しました。彼はアメリカの大学に進んで、2013年には「全米アマ」のタイトルを獲っています。体格に頼らなくても才能と技術でツアーで充分勝てるということを証明してみせたようなものです。今週の新しい世界ランキングでは22位から16位に順位が上がります。
今後、フィッツパトリックとデシャンブーが最終日に優勝争いをする機会があるかもしれません。その時きっとフィッツパトリックには激しい闘志が沸きおこってくるはずです。「ぜったいにあいつには負けない!」と。その時が楽しみですね。