渋野日向子のファッション

コロナ禍が起こる前の渋野日向子の計画は、彼女の発言によればことしは日本ツアーの大会に専念し、秋に行われる米LPGAのQスクールに挑戦する。ツアーカードを取得して2021年のシーズンは本格的に米LPGAに挑戦するというものでした。しかしコロナウィルスの影響で、今シーズンは来シーズンと統合されたため、今年はQスクールも開催されません。

そのため、渋野は来シーズンも日本のツアーでプレーすると思いますが、昨年「全英女子オープン」に優勝しているので、米LPGAツアーの大会には出場できませんが、今年から5年間5大メジャー大会へ出場することができます。その資格で、先週の「全米女子オープン」に出場し、4位の成績をおさめました。

そんな彼女について、きょうはゴルフについてではなく、服装についてコメントしてみます。彼女の帽子はゴルフクラブ契約をしている「ピン」製のものですが、服装はビームズゴルフと契約しているので、多くの場合胸に「Beams Golf」と入っています。日本のブランドなので、欧米でこのブランドを知っている選手・ファンはほとんどいないでしょう。

わたしは今まで彼女のファッションに対してそんなに抵抗を感じることなく、彼女のプレーをテレビ観戦しましたが、悪天候のため月曜日に順延となった「全米オープン」最終日の服装については、あまりにひどすぎる、最低と感じました。

防寒着としてはいているスポンがひどすぎます。側面に入っている白いストライプが幅広すぎました。まるで幼稚園児がはいているスポンみたいで、メジャータイトルを獲りに、最終日を首位でスタートする選手のいでたちではありません。「何それ?」といった感じで相手になめられてしまうような、アスリートとしての精悍さ・強さをまったく感じさせないデザインでした。

もし渋野選手が予定より1年遅れて2022年のシーズンから、米LPGAに本格参戦するのであれば、その時はこんな服装でプレーしないように、関係者には注意を払っていただきたいと思います。日本では評価されても、それがそのままアメリカで受け入れられるとは限りません。アメリカのファンが好感度をもって渋野選手のプレーを楽しめるような服装をぜひ考えてもらいたいものです。