日本男子ツアー 来季スケジュール発表

女子に続き、男子日本ゴルフツアーの日程が発表になりました。

https://www.jgto.org/pc/TourSchedule.do

今年と来年のシーズンは統合されたので、スケジュール前半はことし開催された試合が掲載されています。見るときにご注意を。

今回、選手会が主催するトーナメント「日本プレーヤーズ選手権」が初めて開催されます。その詳細は

https://www.jgto.org/pc/OtherTopicsDetail.do?year=2020&tournaKbnCd=0&conferenceCd=000&languageKbn=0&administerNo=595

米PGAと日本ツアー共催となる「ZOZO選手権」の日程はまだ決まっていません。昨年から日本で始まったこの大会ですが、今年はコロナウィルスのため選手の海外移動が困難となりアメリカで開催されました。10月最終週に予定されているこの大会は、米PGAツアーのスケジュールが9月初旬のシーズン最終戦「ツアー選手権」までしか決まっていないので、日程が流動的です。しかし日本で来年開催されたとしても、米PGAツアーで活躍するトッププロが出場してくれるかどうか非常に疑問です。

初回は優勝したタイガー ウッズをはじめ、ローリー マキロイ、ジェイソン デイ、その年に「全米オープン」を制したゲーリー ウッドランド、同じく「全英オープン」を制したシェーン ロウリーなど豪華な顔ぶれが揃い、大会は最高に盛り上がりましたが、来年の大会はどうなるでしょうか?

日本で開催しても、トッププレーヤーの参加は見込めないことになると、大会の注目度は低くなって、集客はむずかしく、テレビの視聴率は上がりません。かといって今年のようにアメリカで開催するとなると、アメリカでの知名度がほぼゼロの「ZOZO」がタイトルスポンサーとしてトーナメントを開催する意味が失せてきます。「ZOZO選手権」は5年契約と発表されていますが、今後どうなるか注目です。

ほかにスケジュールを見て気づくことは、ことしの大会はコロナで中止になりましたが、昨年の大会まで46回の歴史を刻んできた「ANAオープン」が来年のスケジュールから姿を消すことです。1973年の初回と翌年の大会は尾崎将司優勝し、その後も6回勝っている大会です。コロナによって国内外の観光客、ビジネス客の飛行機利用が大幅に減少し、経営が非常に厳しくなったためと思われますが、非常に残念です。