今週の米PGAツアー「セントリートーナメント」に出場を予定している、世界ランキング2位のジョン ラウムが、2021年最初の試合となるこの大会から新しいクラブでプレーすると報道されています。
いままで、ラウムはテーラーメイドのクラブを使用していましたが、今回キャラウェイと複数年契約を結びました。「セントリートーナメント」では、ウッドとアイアンとボールだけですが、おいおいウエッジとパターもキャラウェイとキャラウェイ傘下のオデッセイのものにかえていきます。
また、テーラーメイドのスタッフと取り組んだ、彼独自仕様のクラブを使用してプレーした初めてラウンドでは、59を記録したとも報道されています。
通常プロ選手がクラブを変えるときは、かなりの時間をかけてスペックをチェックし、使い始めてから結果がでるまでにも時間がかかるというのが通説です。なので、短期間で調整し、初めて使用してラウンドしたら59というのは、でき過ぎで反対に心配になるほどです。
昨日のプログで男子ゴルフのメジャー大会の日程を紹介したので、今度はメジャー大会で誰が優勝しそうか予想を立てようとしていました。もちろん4月の「マスターズ」はダスティン ジョンソンで決まりですが、そのほかの3つの大会のうちどれかで、ジョン ラウムが優勝するかもしれないと書こうと考えていました。
しかし、今回ラウムがウッド、アイアンを総入れ替えしたというニュースで少し様子を見る必要があります。というのは現在世界ランキング35位のジャスティン ローズが、2019年の初頭ホンマのクラブに変更したときも、使用し始めてわずか2試合の米PGAツアー「ファーマーズインシュアランスオープン」で優勝しました。しかし、その後は次第に結果が残せず、とうとう昨年5月にホンマとの契約を解消しています。
ラウムがどういう経緯でテーラーメイドからキャラウェイに変更したのか、その理由は明らかになっていません。キャラウェイ側の強烈なアピールと好条件にのったのか、あるいはラウムがクラブに対して要求するスペックにキャラウェイ側が応じることができず、ラウムに不満が募ったのか、それはわかりません。
ラウムにとっては大きな決断です。今後のラウムのプレーをウオッチしていきましょう。