セントリートーナメント 組合せ決定

ハワイで今年最初のトーナメント「セントリートーナメント」が1月7日より始まります。昨年のトーナメントで優勝した選手とプレーオフシリーズの最終戦「ツアー選手権」まで残った30名の選手に出場資格がある大会です。予選カットがないため、出場すれば賞金が手に入ります。

1日目2日目の組み合わせが決まったので紹介します。ツーサムでのラウンドとなり、世界ランキング1位のダスィティンジョンソンは、同3位のジャスティントマスと最終組でスタートします。

ランキング2位のジョンラウムは、同6位のエグザンダシャフレと一緒に最終組の1つ前の組でプレーします。ラウムは今回の試合からウッドもアイアンもテーラメード製からキャラウェイ製にかえて臨みます。どんな成績をあげるか注目です。

松山英樹は、ダニエルバーガー(27歳)とのラウンドとなります。ダニエルバーガーは、昨年ツアーがコロナで約3か月中断したのちに再開したその初戦「チャールズシュワブチャレンジ」で優勝した選手です。お父さんは元プロテニス選手で、スイングするときトップの位置での手首の動きにとても特徴があります。

https://youtu.be/Np8-Cg1KGgM

主催者のいたずらなのか、それとも単なる偶然なのかわかりませんが、とてもおもしろい組合せが1つできています。昨年コロナによる中断中に、肉体改造に取り組みマッチョ体形となり、飛距離を大幅に伸ばして話題となったブライソン デシャンブーです。最初はツアー選手からも冷ややかな目で見られていましたが、「全米オープン」を制覇したことで周囲の見方は180度変わりました。

その彼が一緒に回るのは、ブレンダン トッドです。彼はシャンクではなく、ショットが目標のラインから大きく右にそれてしまうというイップス病に長い間悩み続けましたが、それを克服し、2019年11月5年ぶりとなるツアー2勝目をあげたという苦労人です。(詳細については当ブログ2019年11月7日付の記事をご一読ください)

https://worldgolfinformation.com/2019/11/07/

デシャンブーは現在ドライバーの平均飛距離が337.8ヤードでツアー1位です。一方トッドのほうは276.6ヤードで287位(最下位クラス)です。その差はなんと61.2ヤードもあります。ここまで開きがでると、同じコースを回りながらまったく違くゲームをしている感じですね。4日間、とりわけ最初の2日間をこのふたりがどんな成績で回ってくるのがとても楽しみです。

今週から毎週米PGAツアーの試合を楽しむことができます。ほとんどの試合が無観客でおこなわれるため、テレビで見ていても盛り上がりには欠けますが、そこはテレビ局の番組制作能力に期待して1年間観ていきましょう。