現在(日本時間9日(土)午前9時)ハワイで米ツアー「セントリートーナメント」の第2ラウンドが進行中です。1月7日のブログで、大会初日と2日目をツアーNO1の飛ばし屋ブライソンディシャンブーと一番飛ばないブレンダントッドが2人で回ると書きました。ドライバーの平均飛距離の差が61.2ヤードあるので、一緒にラウンドしていてもまったく違うゲームをしているようなものだと。
そこで実際に米PGAツアーのサイトから、大会初日に2人が各ホールでティーショットをどれくらい飛ばしたかデータを拾ってみました。以下がその数字となります。
1番ホールは打ち下ろしのホールです。14番はドライバーを使用していません。最大の飛距離の差は12番ホールで117ヤードもあります。
ただおもしろいことに、ホールアウトしてみればデシャンブーは4アンダーの14位タイ。トッドのほうは5アンダーの9位タイの成績で、デシャンブーより順位は上です。やっぱりゴルフは飛距離ではないんだ。と結論づけられそうですが、あと3日間ふたりの成績に注目していきましょう。
一般的にクラブは短かければ短いほど、距離感と方向性の精度はあがります。パー4のホールにおいて、ティーショットで仮に30ヤード同伴競技者においていかれると、グリーンを狙う2打目のクラブは2~3番手大きくなります。そうするとグリーンにのせたとしてもピンから遠く離れた位置になってしまいます。するとパーをセーブするのがやっとで、バーディーの確率は低くなり、スコアを伸ばすことは難しくなります。
米PGAでドライバーの飛距離は短くても、アプローチショットの精度、グリーン周りの小技、パットの力で、長い間ツアーカードを維持し続ける選手はいます。そして何度かツアー優勝しています。しかし、では何回優勝できたの?となると、がぜん少なくなるのが現実のようです。