現地時間の14日(木)から始まる「ソニーオープン」の第1,2ラウンドの組み合わせが発表になりました。この大会の前身は「ハワイアンオープン」で、1983年の大会では青木功が最終ホールで、2打目を直接カップに入れ、劇的な米ツアー初優勝を飾った大会です。あれからもう38年です。映像の中の青木選手も若い!
タイトルスポンサーがソニーなので、いままでは多くの日本人選手が出場していましたが、今回は日本ゴルフツアーが決めた香妻陣一郎、金谷拓海実、木下稜介の3選手が出場予定です。「ソニーオープン」は「ZOZO選手権」のように、日本PGAと米PGAの共催試合ではなく、米PGA独自開催の大会なので、今回からレベルの高い米PGAの基準に沿った形になったのかもしれません。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/202012/20-097/
上記の3選手プラス、米PGAのツアーカードをもつ松山英樹と小平智が出場します。この5人だけが出場予定だと思っていましたが、組合せ表を確認すると石川遼の名前が入っています。なぜ石川が出場できるのか、どういう資格で出場が認められたのか全く不明です。
6人の出場選手の中で一番注目したいのは、金谷拓実です。データによると、プロ転向後の最初の5試合の結果をみてみると、タイガーウッズは優勝が1回、トップ10入りが3回であるのに対して、金谷は優勝1回トップ10入りが4回です。金谷は恐ろしいことに、現時点でタイガーの記録を上回っています。
その金谷が予選ラウンド2日間をまわるのは、オーストラリア人レイン ギブソン(34歳)とカナダ人ロジャー スローアン(33歳)の二人です。ともにアメリカの大学を卒業してプロになった選手で、まだ米PGAでは優勝の実績はありません。世界ランキングの順位でみると、金谷は118位、ギブソン519位、スローアン351位で、かなり格下の選手とのラウンドとなります。この週末、金谷の活躍に期待しましょう。