アニカ ソレンスタム

今週から米LPGAが開幕します 米男子PGAは昨年8月にシーズンフィナーレとなる「ツアー選手権」がおこなわれて、9月から新シーズンがスタートしていますが、米LPGAは年が明けて新シーズンがスタートします。その初戦が今週の「ダイアモンド リゾート トーナメント」となり、フロリダ州で開催されます。

この大会と並行しておこなわれるセレブ部門の試合にアニカ ソレンスタムが出場し、大会前のインタビューに答えました。もちろん、話題の中心は、1月7日にトランプ大統領から授与された「メダル オブ フリーダム」についてでした。

トランプ大統領の支持者と思われる人たちが、国会議事堂の中に乱入し死傷者が出た直後の授賞式であったため、大統領から直接賞を受け取ったことに非難の声があがっていました。そもそも、この受賞の決定は昨年の3月に発表され、3月中に授与される予定でしたが、コロナウィルスの感染拡大を受け、今年まで延期となっていたものです。以下過去の当ブログの記事を参照ください。

https://worldgolfinformation.com/2020/03/08/

https://worldgolfinformation.com/2021/01/08/

インタビューの中でアニカが語った内容が以下のものです。

「わたしは、自分がおこなった過去のことについてとやかく言わない。この賞は昨年の3月に受賞するはずの賞であって、アメリカの社会に貢献のあった人に与えられる最高の賞なので大変名誉なことだと思っていた。今は過去を振り返ることに労力を使いたくない。前を向いて進んでいき、世界中の若い選手の育成に力を注いていきたい。今回本当にたくさんに人から多くの意見をいただいた。おっしゃることに同意しかねることもあるが、真剣に受け止めていきたい。」

アニカが現役を引退し、2007年から始めたジュニア養成のための「アニカ アカデミー」は、優れた選手を確実に輩出し始めています。多くの卒業生が米LPGAで活躍する日が必ずやってきます。

また、アニカは今年1月1日より国際ゴルフ連盟のトップという役職を務めています。この夏の東京オリンピックの男女ゴルフ競技の最高責任者です。そして、今年のLPGAシニアのメジャー大会に選手として復帰するとも噂されています。

どんどん前に向かって進んでいってほしいですね。