ブルックス ケプカ(30歳)が、コーチのクロード ハーモンと別れたとメディアで報道されています。ケプカは現在世界ランキングを12位にまで落としていますが、かつてはランキング1位の座に通算47週君臨(歴代10位)していました。
ケプカは、2017年、18年の「全米オープン」を連覇し、さらに2018年、19年の「全米プロ選手権」も連覇し、あっという間にメジャータイトルを4つも手にする圧倒的な強さをみせました。19年の「WGCフェデックスセントジュード招待」に優勝しましたが、その後膝の怪我に悩まされ思うようなプレーができていません。
クロード ハーモンは、ケプカがまだ米PGAのツアーカードをとることができず、欧州ツアーでプレーしていた2013年からコーチをつとめはじめ、4つのメジャータイトルを獲得したときも大きな支えになっていました。
ハーモンによると、ケプカは昨年11月の「マスターズ」で7位に終わった直後に会いに来て、別の方向に進んでいきたいと彼に伝えたようです。膝の怪我から回復したのに、以前のような結果が出ないいらだたしさを感じていたのかもしれません。
クロード ハーモンというコーチですが、よく知られているブッチ ハーモンの息子です。ブッチ ハーモンは、クラブプロとして1948年の「マスターズ」を優勝したクロード ハーモンの息子で、正式な名前はクロード ハーモン ジュニアといい、ブッチはニックネームになります。今回ケプカと別れたクロード ハーモンの正式な名前はクロードハーモン3世と言います。