今週中東のドバイで開催されている欧州男子ツアー「ドバイデザートクラシック」に出場しているプロ転向1年生の金谷拓実が健闘しています。
3日目のプレーを終えて、首位と10打差の22位タイの位置につけています。欧州ツアーの先輩格川村昌弘は惜しくもカットラインに1打足らず予選落ちしました。
金谷は昨年プロ転向後すぐに日本ツアーの大会で優勝しましたが、レベルが格段に上がる欧州ツアーではすぐに優勝というわけにはいきません。今回の「ドバイデザート」3日目終了時の順位表を見ても、1位は世界ランキング27位のポール ケーシー、4位タイには同45位のセルジオ ガルシア、7位タイに同38位のジャスティン ローズ、10位タイに同19位のトミー フリートウッドと37位のリー ウエストウッドらがいます。現在世界ランキング124位の金谷にとっては格上すぎる選手ばかりです。
海外メディアの取材に対して、国際デビュー1年目の金谷は、目標を欧州のツアーカードを獲得することと話しています。今回のようにスポンサー推薦で出場できる試合はすべて出場して成績を残し、シーズン通しての年間ポイントを稼ぎ、最後に上位115名に入れば、翌年のツアーカードを獲得することができます。
今年なんとか欧州ツアーカードを獲得し、来年からはツアーメンバーという安定した立場で本格的に試合に取り組み、優勝を狙いにいけるようになれば、金谷にとっては最高の展開と思います。
来週の欧州ツアーは、サウジアラビアに舞台を移して「サウジインターナショナル」が開催され、世界ランキング1位のダスティンジョンソン、8位のブライソンディシャンブー、14位のビクターホブランドらも出場します。金谷もスポンサー推薦で出場することがすでに決まっています。活躍を大いに期待しましょう!