先週の米PGAツアー「ウエストマネジメント フェニックスオープン」を制したブルックス ケプカですが、使用クラブについて他のトッププレーヤーとは異なるスタンスをとっています。
ほとんどのトップ選手は、テーラーメード、キャラウェイ、タイトリストといったクラブメーカーと使用契約を結び、全面的なサポートを受けます。大会会場には各社のトレーラーが入り込んで、「シャフトにひびが入った。」、「アイアンのフェースに傷が入った。」といった選手におこるトラブルに即座に対応します。中には自分のミスショットにいら立って、シャフトを折ったり、池に投げ入れたりします。それでも、同じクラブが翌日のプレーに間に合うように手許に届きます。
ケプカはこのクラブ契約をどのメーカーとも交わしていない数少ないトッププロです。そのため自分が本当に気に入ったクラブだけを使用することができ、他のメーカーのクラブを気に入れば、そのクラブへ自由にのりかえることができます。それでもメーカーは、ケプカに継続して使用して欲しいし、最終的に使用契約を結んでほしいので、サポートは怠りないはずです。
彼がトーナメントで使用しているアイアンは日本メーカー製です。これまでずっとミズノの「JPX919ツアー」を使用していました。しかし、最近スリクソンの新製品「ZX7」にかえました。今回の優勝もZX7を使用して成し遂げたものでした。アイアン以外の使用クラブとボールは以下のような構成になっています。
Ball: Titleist Pro V1xDriver: TaylorMade SIM2, 10.5 degrees
3-wood: TaylorMade M2 (2017), 16.5 degrees
Irons (3): Nike Vapor Fly Pro;
(4-PW): Srixon ZX7
Wedges: Titleist Vokey SM8 (52, 56 degrees); Titleist Vokey SM4 TVD (60 degrees)
Putter: Scotty Cameron by Titleist Newport 2 SLT 10