距離測定具

米PGAは現地時間の9日、今年開催されるメジャー大会「全米プロ選手権」「全米女子プロ選手権」「全米シニアプロ選手権」で、選手・キャディーに距離計測計の使用を認めると発表しました。5月20日から開催される「全米プロ選手権」より実施されます。

距離測定器については、今までもピンまでの高低差を表示するもの、風速を表示するもの、選手が打つ方向を示すもの以外の計測器は認められていましたが、通常のレギュラーツアーやメジャー大会においては、大会主催者が設定するローカルルールによって使用が認められていませんでした。

今回のルール変更の目的は、選手やキャディーが歩測によって距離を計測する時間をなくすことによって、プレーの進行を早める効果をねらっています。とはいっても距離の短いアプローチショットで、ピンにボールをなるだけ寄せたいとき、ピンまでの距離は計測器で測定できたとしても、グリーン上の落としどころを確認するために、選手は打つ前にグリーンに上がってみると考えられるので、本当にどれくらい試合時間が短くなるのかは不明です。

もしこのルール変更の結果、全体の試合時間が短縮される効果が確認できれば、他のメジャー大会やレギュラーツアーの大会でも同様な措置が取られるかもしれません。われわれファンとしても、5月の「全米プロ選手権」の試合がどんな様子になるかウオッチしていきましょう。