フランチェスコ モリナリ(38歳)というイタリア人プレーヤーをご存じだと思います。ひとつ年上で、のっぽのお兄さんエドアルド モリナリもプロゴルファーで、エドアルドのほうは2009年の日本ツアー「ダンロップフェニックス」を優勝しています。
ずんぐりむっくりの弟モリナリのほうは、2018年の「全英オープン」を含む6勝を欧州ツアーであげ、米ツアーでも3勝している選手です。彼は、コロナ後ツアーが再開してから家族をアメリカに連れてきて居を構え、本格的に米PGAツアーでプレーを開始しました。
その効果が出てきたのかは定かではありませんが、昨年11月の「ヒューストンオープン」で15位、1月の「アメリカンエキスプレス」で8位タイ、「ファーマーズインシュアランス」で10位タイと徐々に調子を上げてきています。
そのモリナリが、「ペブルビーチプロアマ」の3日目にちょっとした話題を提供してくれました。15位タイの好位置から3日目のラウンドをスタートしようと放った「朝イチショット」は、なんとチョロ球となってしまいました。
そのショックが尾を引いたのか、3日目を76のスコアでホールアウトして、順位を53位まで下げてしまいました。また、試合後にモリナリは次のような、自虐的とも思える動画をSNSに投稿しました。コメントは「誰か今日こんな感じのもの見た?」よっぽどショックだったので、笑い飛ばして早く忘れようという気持ちなのかもしれません。
しかし、われわれアマチュアとしては、プロでもあんな球を打つことがあるんだとちょっと安心するようなショットでした。