米PGAツアー「ペブルビーチ プロアマ」は、ダニエル バーガー(27歳)が優勝しました。フェアウェー左側には一面海が広がる有名な最終ホール(パー5)で、バーガーは残り250ヤードを3番ウッドで2オンに成功し、カップまで30フィートの距離を1パットのイーグルで決めるという、最高にかっこいい勝ち方をしてくれました。バーガーは試合後のインタビューの中で、このセカンドショットが今までの人生の中で一番いい3ウッドだったと振り返っています。
この勝利で、バーガーは米ツアー4勝目をあげました。前回の優勝は、昨年コロナウィルスの感染拡大で米ツアーが約3か月中断した後、再開初戦となった「チャールズシュワブチャレンジ」でした。世界ランキングも15位から13位へ順位をあげました。
バーガーはフロリダ州立大学2年終了時にプロ転向しています。先週の大会「フェニックスオープン」を制したブルック スケプカ(30歳)も同じ大学のOBです。ふたりは同じチームのメンバーとしてプレーしたことがあり、米ツアーで2週連続してフロリダ州立大学卒の選手が優勝し、大学のコーチはきっと誇らしい気持ちで一杯のはずです。
バーガーは、数年前から左手首の怪我に悩まされ、その怪我が気になって充分な練習、トレーニングができない状況のなか、約18か月の間1度もトップ10に入る成績を出せない状況が続き、世界ランキングも152まで落としました。しかし、現在はいい医者に巡り合えて、手首のことはまったく心配なくプレーできる状態に回復しています。
また、インタビューの中でこうも言っています。「わたしは、今のゴルフ界で才能に恵まれているほうではないし、ドライバーも飛ばない(注:ツアー85位) でも練習量では誰にもひけをとらないつもりだ。」
今後彼がどこまで世界ランキングの順位を伸ばしていくか、見守っていきたいですね。
追記)ダニエルバーガーのスイングを以下の動画で