昨年の6月に50歳になったフィル ミケルソンが、レギュラーツアーで苦戦しています。今シーズンになって8試合に出場し、予選通過と予選落ちを交互に繰り返し、予選通過した4試合においても、44位タイ、76位、55位タイ、53位タイと低迷しています。
いままでにメジャー5勝を含む米ツアー44勝(歴代9位)をあげているミケルソンですが、あと4か月で51歳になり、気力・体力的にレギュラーツアーでコンスタントに戦うには相当しんどくなってきました。
ミケルソンは現在世界ランキング89位で、50位までの選手に出場権がある来週のWGCの大会には出場できないので、同じ週に開催されるシニアツアー(チャンピオンズ ツアー)の「コロガードクラシック」に出場することを発表しました。
ミケルソンは昨年2回シニアツアーに大会に出場し、その2試合とも優勝を決めています。もし、来週優勝すればシニアツアーデビュー後3試合連続優勝という新記録となります。
彼は、いまでも技術を向上させようとさまざまな努力を重ねています。そのひとつが最近使用している2番ウッドという聞いたことがないクラブで、シャフトの長さとロフトが1番と3番ウッドの中間にあたるものです。いままにも球筋を変えるためドライバーを2本バッグに入れてプレーしたこともあり研究熱心さは健在です。しかし、体力の衰えだけは名選手といえども、どうしようもできないというところでしょうか?