今週の米PGAツアーは、「WGCワークデイ」がフロリダ州で開催されています。例年はこのWGCの大会はメキシコで開催されますが、コロナ禍の中、感染防止のためアメリカからメキシコへの選手・大会関係者の移動を抑える目的で、今年はアメリカ国内で開催されます。この大会には松山英樹と稲盛佑樹が出場しています。松山は世界ランキング50位以内という資格で、稲盛は日本ツアーでの実績によって出場権を得ました。
米PGAでは、今週もうひとつ「プエルトリコ オープン」が、キューバの東部に位置するプエルトリコで開催されています。大きな大会と同じ日程で開催される試合は「オポジット フィールド トーナメント(opposite-field tournament)」と呼ばれますが、世界ランキング50位以内の選手は、賞金金額が多くて、ランキング獲得ポイントも高いWGCのほうに出場するので、中堅選手にとっては優勝を狙う絶好のチャンスとなります。こちらの大会には小平智が出場しています。小平はもうすぐ2年のツアーカードが失効するので、優勝するしか米PGAでプレーを続ける道はありません。まさに背水の陣です(詳細は2/14付ブログを参照ください)
米LPGAも約1か月ぶりにツアーが再開して「ゲイン ブリッジLPGA」がフロリダ州で開催され、畑岡なさと野村ハルが出場しています。昨年より新しく始まったこの大会ですが、畑岡は2位に入っており相性のいい大会のようです。また、この試合にはアニカ ソレンスタムが出場しています。引退してから初めてとなる公式戦への出場となります。出場が噂されている女子シニアのメジャー大会でのプレーに向け、体慣らしといったところかもしれません。
上記3つの大会は現地時間25日(木)から初日がスタートしていますので、1ラウンド目のプレーがすでに始まっています。試合経過をブログしていきます。