日本女子ツアーは今週から「ダイキンオーキッド」が沖縄で開幕しました。渋野日向子も出場し、初日は1アンダー20位タイとまずまずのスタートです。
試合後の記者会見では、いままでずっと一緒にやってきて、「全英女子オープン」で優勝したときにはキャディーを務めた青木コーチと別れたことを話しています。しばらくは、コーチをつけずに自分で考えながら、周囲の人からいろいろ聞いてプレーしていきたいと。
今までの報道からすると、渋野は今年のシーズンが終了後に、アメリカのツアーカードを取るためQTに出場し、来季は本格的に米LPGAに参戦し、いずれはすべてのメジャータイトルを獲得する「グランドスラム」を達成したいという目標を立てています。
そうであれば、今季は自分で考えながらプレーして、シーズン終了アメリカに渡って、アメリカ人のコーチをつけるのがいいのではないでしょうか? 渋野がアメリカで暮らしてプレーするのに、日本人コーチがずっと行動をともにすることは困難であるし、かといって日本に住んでいるコーチにリモートで指導を受けるというのもうまくいきそうにありません。
アメリカはゴルフの裾野が広いため、優秀なコーチがたくさんいます。毎年100人のベストコーチが発表されます。
https://golf.com/news/golf-magazines-top-100-teachers-in-america/
また、日本ほどコーチに対して現役時代の実績を厳しく問うことが少なく、コーチとしての指導方法と誰を指導しているかという実績が評価されます。そして、英語でコーチとコミュニケーションをとるなかで、米LPGAでプレーをしていく上で必要な英語も習得することが可能となります。
最後にひとつ、渋野の将来にとって気になるニュースが浮上してきています。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/03/05/kiji/20210304s00043000553000c.html