ブライソン ディシャンブー優勝

米PGA「アーノルドパーマー招待」は、最終日2位からスタートしたブライソン ディシャンブーが優勝し、昨年9月の「全米オープン」に続いてツアー8勝目をあげ、パーマーが好んで身に着けた赤いカーデガンのそでに手を通しました。

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大会ホストのアーノルド パーマーが、87歳で亡くなってすでに4年半が経過しましたが、彼を尊敬し、慕う選手はまだまだ多く、ディシャンブーもそのひとりで、パーマーが亡くなる直前に面会しています。その時の写真が次のものですが、パーマーの顔色はあまりよくありません。

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大会最終日は強風が吹き、プレーした72人のうちアンダーパーで回ったのはわずか3人、平均スコアが75.5という非常に厳しいコンディションでした。そんな中でディシャンブーは3人のうちのひとりとして、ベストスコアタイの71でホールアウトし、優勝カップを手にしました。

優勝インタビューの中で、ディシャンブーは最終日の朝タイガーウッズから激励のメールをもらったことを明かしています。タイガーは2月23日に交通事故を起こし、大怪我を負って現在治療中です。

ディシャンブーは感謝の気持ちを伝えたあとで、「人間は何度挫折したかが問題ではなく、何度その挫折から立ち上がったか問われるんだ」と逆にタイガーを励まし、ツアーに1日も復帰することを願ったといいます。

ディシャンブーは、ドライバーの飛距離にとことんこだわって筋肉をつけ、深いラフからでも芝に負けることなくパワーでもってピンにどんどん寄せていくスタイルのゴルフです。彼が今後、何回ツアー優勝できるのか、何回メジャータイトルを獲得するのか見守っていきましょう。

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