今週の米PGAは第5のメジャーとも言われる「プレーヤーズ選手権」がフロリダ州で開催されます。昨年のこの大会は、コロナウィルス感染拡大のため、初日を終えたところで中止となり、その後米ツアーは6月に再開されるまで、約3か月の中断を余儀なくされました。このまぼろしの大会となってしまった初日のラウンドで、63のスコアで首位に立ったのは松山英樹でした。
また、その前年(2019年)のこの大会で優勝したのは、ローリー マキロイです。彼は先週の「アーノルドパーマー招待」で初日に66のスコアを出し首位に立ちましたが、2日目以降スコアをのばすことができず、結局10位タイで大会を終えています。今週の世界ランキングでもとうとうトップテンから転落し、11位となってしまいました。この大会で、2019年11月の「WGC-HSBCチャンピオン」以来となる優勝を狙います。このブログの表紙に登場してもらっている選手なので、その意味でも頑張ってほしいと思っています。
このコースの名物ホールは17番(パー3)で、アイランドグリーンになっています。上がり3ホールのひとつで、最終日に優勝争いをしている選手は、大きなプレッシャーを感じるホールです。いままで数々の「池ぽちゃ」ドラマが展開されてきました。
https://twitter.com/RyanLavnerGC/status/1369078334471147522/photo/1
メジャーにつぐ格式の大会なので、トップ選手のほとんどは出場しますが、そんな中心配なニュースが発表されています。ブルックス ケプカが右ひざの具合がよくなく、この大会を欠場します。今までずっと左ひざを痛めていましたが、全快し先月、17か月ぶりに「フェニックス オープン」で優勝しました。新たな故障個所なので、今週は精密検査をうける予定となっています。
大会の予選ラウンドの組み合わせが発表となり、注目の選手は以下の通りです。
7:29 ビクターホブランド、パトリックキャントレー、ジャスティントマス
7:40 セルジオガルシア、ウェブシンプソン、ローリーマキロイ
1:00 ブライソンディシャンブー、コリンモリカワ、ダスィティンジョンソン
ビクター ホブランドは、2月のWGC大会で2位タイ、1月のファーマーズインシュアランスでも2位タイと実力急上昇中の23歳で、世界ランキング13位の選手です。。
パトリック キャントレーは、1月のアメリカンエキスプレスで2位、ペブルビーチプロアマで3位タイに入っており、現在世界ランキング9位のボールストライカーです。
ジャスティン トマスは、暴言問題で非難され少し低調ぎみですが、世界ランキング3位です。
ガルシア、シンプソン、マキロイはこの大会の歴代チャンピオンの面々です。
ブライソン ディシャンブーは先週の「アーノルドパーマー招待」で優勝し、コリン モリカワはその前の週の「WGCワークデイー」で優勝しています。ダスィティン ジョンソンは、2月初めの欧州ツアー「サウジインターナショナル」で優勝し、目下ランキングNO.1です。実力があり、好調なこの3人のプレーから目が離せません。