「プレヤーズ選手権」3日目のプレーを早めに終えたダスィティン ジョンソン(暫定順位55位タイ)は、試合後のインタビューの中で、「今年7月末に開催される東京オリンピックには出場しない。米PGAツアーの試合に集中したい」と語っています。世界ランキング1位のダスティン ジョンソンの発言だけに、その重みは大きく他のトップ選手の動きにも影響を与えそうです。
4年前のブラジル、リオデジャネイロのオリンピックの時も、多くのトップ選手は当時ブラジルで発生していたジカ熱を理由に参加しませんでした。また、リオ大会でゴルフが112年ぶりに競技として復活したため、オリンピックのメダルの評価が各選手さまざまだったこともありました。
東京オリンピック男子ゴルフの日程は、7/29-8/1で、
米ツアースケジュールは以下のとおりです。
8/5-8 WGCセントジュード招待
8/12-15 ウィンダム選手権
8/19―22 プレーオフ1戦め ノーザントラスト
8/26―29 プレーオフ2戦め BMW選手権
9/2-5 最終戦 ツアー選手権
トップ選手としては、WGCセントジュード招待に出場して、一週間休養しからプレーオフ3連戦に臨むのがベストと思われます。
プレーオフ最終戦「ツアー選手権」の優勝者とは別に、年間を通して成績を競うフェデックスカップで最優秀者になれば10億円の賞金が与えられます。ダスティン ジョンソンは昨年初めてこのタイトルを獲得しました。世界ランキング1位の彼としては、当然今年も狙いにいくでしょう。
国威発揚と個人の名誉のために、わざわざ日本まで行ってオリンピックに出場するよりは、自国にもっと魅力的な大会があるのだから、こちらを優先させて集中したいと考えても無理はない気がします。
6月の「全米オープン」後に最終決定されるアメリカのオリンピック選考ランキングの順位は以下の通りです。
1.ダスティン ジョンソン
2.ジャスティン トマス
3.コリン モリカワ
4・エグザンダー シャフレ
5.ブライソン ディシャンブー
今後、他の選手の動向が注目されます。