シニアの新しい大会

2年に1度、ユーロチームとアメリカチームがマッチプレーで戦う「ライダーカップ」と、「ライダーカップ」が開催されない年におこなわれる国際チーム対アメリカ戦「プレジデントカップ」があり、チーム戦として人気を博しています。この2つの対抗戦には、50歳未満の選手でランキング上位者が各チームの代表として選出されます。

来年から50歳以上のシニア選手を対象に、ユーロチームとアメリカチームと国際チーム(ユーロとアメリカ以外の国)の3チームが、マッチプレーで競う新しい大会が始まります。その名は「ワールドチャンピオンカップ」といい、もちろん米PGA公認の競技です。

開催会場について、ライダーカップもプレジデントカップも敵地開催、地元開催を交互に繰り返しますが、この大会は毎回アメリカの知名度のあるゴルフ場が選ばれます。まだ来年の大会の会場についての発表はありません。

すでに各チームのキャプテンが発表されていて、アメリカチームはジム ヒューリック、ユーロチームはダーレン クラーク(2011年全英オープン覇者)、国際チームはアーニー エルスです。

競技形式は3日間競技で、午前と午後9ホールのチーム戦をおこない、最終日はシングル戦をおこないます。そして、優勝は勝敗をポイント換算し、その獲得ポイントの高いチームに決まります。

今後大会が近づくにつれて、キャプテンを支えるサブキャプテン、そしてメンバーの発表があると思います。国際チームに日本人選手が選出されるかという点については、もしかつての青木功のように米シニアツアーで活躍し、実力と知名度がある選手がいれば、選出される可能性がありますが、現状ではゼロと思われます。

ともあれ、来年から始まる大会を楽しみにしましょう。ひょっとすると、プレジデントカップの人気がガタ落ちで、ライダーカップにのみ人気が集中しているレギュラーツアーの解決策の一案となるかもしれません。