現在開催されている「WGCデルマッチプレー」の会場で、ローリー マキロイが報道陣の取材に対して、一部メディアで伝えられていた「新しいコーチについた」ことを正式に認めました。
マキロイは、小さいころからマイケルバノンというコーチに指導を受けていましたが、彼はマキロイの出身地北アイルランドを拠点としているため、コロナ禍の影響でアメリカに居を構えているマキロイとは十分にコミュニケーションがとれない状況が続いていました。マキロイはコーエンとコーチ契約を結んでも、バノンとの関係も引き続き継続していくとしています。
マキロイは、コロナ禍によって米PGAが約3か月中断する前は、世界ランキング1位の座に君臨していましたが、ツアーが再開した昨年の6月以降の大会で一度も優勝がなく、ランキングはトップテンからも陥落し、現在は11位の位置です。
直近の4試合を見てみると2度の予選落ち。その中にはメジャーに次ぐ大きな大会「プレヤーズ選手権」も含まれます。残る2試合は6位タイ、10位タイの成績ですが、予選2日間は勢いよく飛び出しても、土日にスコアを伸ばしきれず、ずるずる順位を落とす状況が続いています。新しいコーチについたのも、なんとか現状を打開したいという気持ちの表れかもしれません。
新しいコーチの名はピート コーエン(Pete Cowen、70歳)といい、プロとしてプレーした経歴があり、欧州ツアーで1勝の実績を残しています。現役を引退してから今までに、リー ウエストウッド、ヘンリック ステンソン、セルジオ ガルシアなど欧州のトッププレーヤーのコーチをつとめました。
このブログの表紙絵を務めてくれているマキロイには、新しいコーチとの出会いで何かをつかんでもらって復活し、足踏みしているメジャー優勝を重ねていって欲しいと強く願っています。
「WGCデルマッチプレー」に出場している松山英樹は、初日に続いて2日目の試合も負けてしまい、トーナメント戦に進出できず敗退が決定しました。
今週の裏大会「コーラル パンタカーナ選手権」に出場した小平智は、初日のプレーを4オーバーでホールアウトして、112位タイと大きく出遅れています。