欧州男子ツアーの大会をアメリカのフロリダで開催するという、「はあ?」と聞き返したくなるようなことが今模索されています。11月28日のブログで紹介したように、米PGAは欧州PGAと資本的なつながりを深めており、その結果ともみられています。
https://worldgolfinformation.com/2020/11/28/
欧州ツアーのスケジュールは、4月8―11日の「マスターズ」以降、
4月15―18日 テネライフオープン in スペイン
4月22-25日 グランカナリアロペザンオープン in スペイン
4月29―5/2日 ポルトガルマスターズ in ポルトガル
となっていて3試合連続でスペインとポルトガルで開催される予定です。しかし、この両国がコロナウィルスのために強い渡航制限を敷いており、欧州男子ツアーのメンバーの中でも数がもっとも多いイギリス人と南アメリカ人の選手の入国を現在認めていません。そのため欧州ツアーは、両国以外の地での開催を検討しているという次第です。
この間の米PGAツアーの予定は
4月15―18日 RBCヘリテージ in サウスキャロライナ州
4月22-25日 チューリッヒクラシック in ルイジアナ州
4月29―5/2日 バルスパー選手権 in フロリダ州
もし、フロリダ州で欧州ツアーの大会の開催が実現すれば、欧州出身のトッププロは米PGAを主戦場としてプレーしているので、米PGAツアーの大会を優先するでしょう。しかし中には自分を育ててくれた欧州ツアーを盛り上げるために、こちらにまわってプレーする選手が出てくることも予想されます。現在世界ランキング2位でスペイン出身のジョン ラウムなど選手の今後の動きに注目です。