マスターズの組合せ決まる

4月7日から始まる「マスターズ」の予選ラウンド2日間の組み合わせが発表になりました。通常の米PGAツアーの大会では、予選を通過しなかった選手は1ドルも稼ぐことができませんが、「マスターズ」の場合は特別で、招待されてプレーするので予選落ちをした選手にも必要経費分程度のお金が支払われます。

まず、昨日当ブログで優勝候補筆頭に挙げたジョーダン スピースは、オーストラリア人キャメロン スミス(27歳)と日系アメリカ人コリン モリカワと回ります。スミスはコロナによってツアーが中断する前、2020年1月の「ソニーオープン」で米PGAツアー初優勝を挙げたあと着実に力をつけてきている選手です。昨年11月の「マスターズ」でも優勝したダスティン ジョンソンに次ぐ2位タイに入っており、現在世界ランキング30位の位置にいます。

コリン モリカワは、弱冠24歳ながら昨年の「全米女子プロ選手権」でメジャータイトルを手にし、今年2月の「WGCワークデイー選手権」でも優勝した注目の選手です。パーオン率が72.53%でツアー中5位と、正確無比なアイアンプレーが持ち味で、現在世界ランキングは4位です。

優勝候補の2人めとしてあげたジョン ラウムは、ローリー マキロイと世界ランキング6位のエグザンダー シャフレとのラウンドです。シャフレは2019年の「マスターズ」では2位タイに入っていますが、昨年の大会では17位タイに終わっています。マキロイは「マスターズ」で優勝すれば、すべてのメジャータイトルを獲得する「キャリアグランドスラム」を達成することになり、気合は十分です。

そして、昨年の「マスターズ」を制したダスティン ジョンソンは、リー ウエストウッドとアマチュアのタイラー ストラファシーと予選2日間ラウンドします。マスターズ優勝者が翌年の大会で、「全米アマ」チャンピオンとなった選手と回ることが慣例となっています。すでに47歳になったウエストウッドは、先月の「アーノルドパーマー招待」と「プレヤーズ選手権」で2週連続2位に入っており、調子はいいのですがあと一歩優勝に手が届きません。「マスターズ」でも過去2010年に2位、2016年に2位タイに甘んじています。果たして今年はどうでしょうか?