いよいよマスターズが始まりました。4日間熱戦を楽しみましょう。今年の「マスターズ」の大会では、出場しているオーストラリア人選手の数が例年になく多いことに気づきます。
世界ランキング30位のキャメロン スミス、32位のアダム スコット、39位のマーク リーシマン、昨年の「全米プロ選手権」で5位の成績(5位以内の選手に出場資格あり)を残したジェイソン デイ、そして先月の「ホンダクラシック」で優勝し7年ぶりに米ツアー2勝目をあげたマット ジョーンスの5名です。
その中で目下一番勢いがあるのは、やはりキャメロン スミス(27歳)。昨年11月に開催された「マスターズ」では初日6位タイ、2日目首位タイ、3日目2位タイと4日間優勝争いを演じましたが、最終日ダスティン ジョンソンに敗れ2位タイに終わってしまいました。きっと今回は捲土重来の気持ちが強いはずです。今日は1オーバー、20位タイでホールアウトしています。
アダム スコットはコロナ禍でツアーが中断する前、2019年12月オーストラリアの「全豪プロ選手権」で優勝し、翌年2月の米ツアー「ジェネシス招待」でも優勝して世界ランキングを7位としました。その後ツアーが中断し約3か月後に再開しましたが、スコットはウィルス感染を警戒して米ツアー復帰を大幅に遅らせました。その影響がまだ尾を引いているのか、その後の試合でトップ10入りが一度もなく、まだ本調子に戻っていません。
先日のブログで、渋野日名子の服装について批判したのですが、同様にアダム スコットの服装についても、どうしても一言いいたいことがあります。ご存じのように彼は、ユニクロとアパレル契約を結んでおり、ユニクロのシャツ、スラックスを身に着けてプレーしています。そのことはまったく問題ないのですが、帽子、胸に入っているロゴが英語と日本語で併記されている点が問題だとと思います。
https://worldgolfinformation.com/2021/03/29/
選手が国際的な舞台で活躍しているのに、なぜ日本語のロゴを使うのか?現在米ツアーでは、男女を通して韓国人選手が帽子や上着の胸や肩にハングル文字の企業名(?)をつけてプレーしているのが目につきます。英語が母国語であるアメリカでハングル文字のロゴを身につけるということは、選手が判断していることではなく、スポンサーが要求していることなのでしょうが、周囲に与える印象はきわめてよくありません。
一般のファンには、何が書いてあるのかさっぱり意味がわからない、少し不安だ。ひょっとしたらよくない内容が込められているのかもしれない。何か政治的、宗教的、人種的なメッセージが込められているのかもしれない。と思われるかもしれません。
もちろん、ファンが母国の選手を応援するために、じぶんたちが作って用意した旗などに自国語を使い、それを会場で振ることはまったく問題ないことです。しかし国際的なスポーツシーンでプレーする選手のユニホームに英語以外の文字を入れるということはまったく受け入れられないことです。
ユニクロは柳井正さんがオーナーの企業なので、柳井さんのひとことでこんなことはすぐに改めることができそうです。なぜ、国際的な舞台で、特に今回のような「マスターズ」というゴルフの夢舞台で、日本語を使う必要があるのか。2013年のマスターズチャンピオンであるアダムスコットも情けない気持ちをきっと抱いているはずです。ぜひ、柳井さんの即断を期待したいと思います。
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